人生はいつからでも、何度でもやり直せる

こんにちは。
横須賀市の学習塾カイトゼミナールの中村です。

定期的に発生する事案として、「塾で出された宿題はしっかりやるけれども、プラスアルファ自分で学習することはない」ということがあげられます。

そういう人って結構いませんか?

人生はいつからでも、何度でもやり直せる

昔指導をしている中で、反省していることを少し。
ある生徒に、学習すべき範囲を指定して、「ここまでやってきてね、明日確認するからね」と中村が伝えたことがありました。次の日、わからないところを質疑応答する時間に「この漢字の読み方がわからなかった」「読み方がわからなかったから調べようがなかった」と悲しそうな顔をされたことがありました。(わかってもらえる人向けに補足をすると、中村はレベルの高い教材をいきなりポンと渡してやらせるタイプではありませんので、一応…)
そこから、「必ずしも読んで理解できる子ばかりではない」「ある程度学習を本当に手取り足取り一緒にやっていってあげた方がいい子たちもいる」ことに気がつきました。

もちろん、自ら進んで自学自習できる子に育てていくのも大切ですし、絶対そっちの方がいいに決まっています。本来的にはそうした子たちを育てていきたい。
ただ、例えば高3のギリギリになってから入塾してきて、中学校の内容すら怪しいけれども、1年でなんとか結果を出さないといけない状況の子もいます。

「今までやってこなかった自分が悪い」「大学はそんなに甘いものではない」と言われればそれまでかもしれません。非常勤ではありますが、大学の講師をしている大学教員の端くれとしても、そう思わないことはない。

しかし、昔、大学で大変お世話になった学部長の先生がおっしゃっていたのですが、「人生はいつからでも、何度でもやり直せる」ものです。学びたいと思った時、大学/高校/私立中学校など、志望する学校に行きたいと思った時からでも、なんとかがんばりたいと思って塾にお問い合わせをくれる子たちがいる中で、「今までやってこなかった自分が悪い」「大学はそんなに甘いものではない」などと厳しく突き放すことは少なくとも中村にはできません。頼ってきてくれるのであれば、全力で助けてあげたいと思うし、1%でも勝つ確率を上げてあげられるようにベストを尽くそうと思っています。(そうした場合はもちろん中村も、通っていただく生徒さんもハードワークが必要ですが。)

そうした事案が過去数年の間にも何件があって、3月の後期入試までかかってしまった子もいましたが、なんとか希望する大学に入ることができました。そのためには、ほぼ毎日何かしらの形で関わって、多かれ少なかれ指導をする体制を取らざるを得ませんでしたが…

Actualな学習時間の確保

よく、塾に入る際に「週1コマから週2コマで…」ということを言う方がいます。うちもそうですが、塾の授業料は(商売ということもありますが)高いと思うので、気持ちはよくわかります。ただ、必要最低限このくらいは勉強しないといけないよね、という量があるわけで、それを自分でできる場合はともかく、自分でできない子は、多分塾で直接講師が面倒を見た方がいいと思っています。

また、参考書や動画コンテンツでも素晴らしいものがたくさんありますが、極端なことを言えば、どんなに素晴らしいものを与えても、寝る子は寝るし、やる気のない子はやる気がないものです。だからこそ、生徒のモチベーションを維持するための存在って必要だと思うし、直接授業をするか、進捗管理及びモチベーション管理をする役割になるかはともかくとして、塾の講師の仕事はなくならないのではないかと考えています。

したがって、「塾に通う日数を増やしてもらって、actualの学習時間を増加させる」ことと「できるだけ工夫をして、授業料をできるだけ抑える」ことの両立を図っていけないものかなと考えています。

具体的には、
・1日に塾に来る時間を何時から何時と決めて、その時間に来る
・その時間帯には、他の学年の子も来て、同じ空間で学習をしている
・基本的には中村と相談して、1人ひとりに合わせたカリキュラムに即して学習をする
・机間巡視を行い、リアルタイムで学習状況を確認
・わからないところは個別に簡潔に説明
・帰宅前に中村が学習内容をチェック、口頭での簡単なチェックテストを実施
・チェックテスト終了後は、1日の学習内容をStudyplusに記録
・翌通塾日の最初に、前回内容のチェックテストを行う
・上記の中で、共通してわかっていないことがある場合は、まとめて集団授業のように解説
・それでも解決できない場合は、1対1個別指導で指導(別料金)
といったことが今の段階で考えているところです。

集団授業よりも通塾時間を確保できて、個別指導よりも授業料がかからないコースを作れるのではないかと考えて、現在構想を練っていました。

良くも悪くも、規模の小さい個人塾だからこそできる、小回りが効く、という利点を活かして、今いる子たちの状況に合わせて、臨機応変に塾のスタイルを変えていきたいと思っています。

具体的には、中学生と高校生のコースで上記のような学習スタイルのコースを新設していこうかと思っているのですが、需要ってありますかね?
>塾生の皆様、保護者の皆様、
今度ご意見お聞かせください…!

おまけ

今年度の愛する母校の大学案内のパンフレットです。

こちらが実物。三千世界広しといえども、横浜市立大学が1番の大学だって心の底から思っているw (個人の感想ですw)

2020年1月11日撮影。