カイトの国語指導(主に中学受験国語対策)
こんにちは。
横須賀市の学習塾カイトゼミナール代表中村です。
今日2月1日は中学入試が各地で行われました。
合格した皆さんおめでとうございます!
明日も受験がある皆さん。皆さんの努力が報われるよう、そしてベストを尽くせるように心から祈っております。
2023年中学入試組は今日であとちょうど残り1年、2024年中学入試組は残り2年になりました。1年ないし2年はあっという間です。日々やれることを積み重ねて、「あの時こうしていればよかった」と悔いが残らないように生徒・保護者・塾一丸となって頑張っていきたいですね。
さて、そんな中学受験の中でなかなか成績が上がりにくい科目として国語があげられます。塾なしの方などで「何をしたらいいのかわからない」という方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、カイトで私中村がどのように指導をしているかを中心にお話をさせていただこうと思います。ご参考になれば幸いです。
国語が「できない」3つの理由
思うに、国語ができない理由として、以下の3つがあげられるのではないでしょうか。
(1) 言葉を知らない
(2) 注目すべきポイントを知らない(主語述語の関係、修飾被修飾の関係、指示語の指す内容、接続語の役割など)
(3) 書かれている文のイメージが湧かない
(1) 言葉を知らない
まず、漢字が読めなかったり、言葉の意味がわからなかったりして文章の内容を正しく読み取ることができない子は結構います。言葉の意味をしっかりと覚える、漢字の読み書きをしっかりやって定着させることは、塾に通っていようが通っていまいが必ずやるべきことだと思っています。
よく生徒に、「君の住んでいる家はつまようじとかじゃなくて、ちゃんとしたコンクリートとかの上に建ってるよね?つまようじだと折れちゃうもんね。国語では言葉の意味を覚えなかったり、漢字の読み書きができなかったりするのは、つまようじの上に家を建てようとしているようなものだよ?」と話します。強靭な基礎の上にさまざまなものを積み上げていくことができるので、まずは言葉・漢字を覚えることを大切にしてほしいと思います。
(2) 注目すべきポイントを知らない
2つ目の注目すべきポイントについてです。いわゆる「文法」と呼ばれる範囲でしょうか。
物語の文章についての問題で、「なぜAさんは〜と感じたのか」と問われたときに、主語・述語がわかっていないと、「これは誰の言動なんだろう」「これは誰の気持ちなんだろう」ということがわからず、正しい答えを導けない可能性があります。
また、「「これ」が指す内容を答えよ」という問題で、指示語が指す内容がわかっていないと、答えようがありませんね。
中学校や高校の英語や古文では一生懸命学習する文法。なぜか高校における現代文というべき説明文・論説文、物語・小説、随筆の読解において軽視されがちです。決して簡単ではありませんが、この部分に焦点を当てて読むことを強調するだけでも、だいぶ国語の点数は上がってきます。
(3) 書かれている文のイメージが湧かない
言葉の意味や漢字の読み書き、そして注目すべきところがわかっても、物語・小説では「場面をイメージできない」というケースがあります。
中学受験では、登場人物に中学生や高校生、さらにはもっと大人の気持ちを読み取る問題が出てきます。中学受験生においては、11歳から12歳の同年代の気持ちだけではなく、自分よりも年齢が上の世代の人の気持ちを考え、読み取る必要が出てきます。
正しくイメージし、読み取ることができなければ、自分の妄想や想像、思い込みで選択肢を選んでしまうことにつながります。
上記3つを鍛えるカイトの指導
国語ができなくなってしまう3つの問題を解決すべく、カイトでは以下の3つにこだわった指導をしております。
(1) 「正確に文を読む」ことにこだわる
・この文で筆者が言いたいことはなんなのか
・その根拠はどこにあるのか
を正確に読み解く力を養うために、
①一文一文を正確に読むこと
②文と文の関係を正確に捉えること
③指示語の指す内容を正しく捉えること
④語彙・関連する諸知識を習得すること
を強く意識して指導をします。
とりわけ、今の自分のレベルから「少し上」と思われるレベルの文の読解から始めて、論理的に文章を読み解く練習をしていきます。
語彙や本文の内容に関連する知識を理科や社会などの他の科目の知識とも関連づけながら、一文ずつ、もしくは一段落ずつ生徒が理解できているか否かを確認することに重点を置きます。
授業で学習したことを家で「音読」という形で復習していただくことで、さらに定着をはかることができます。
※音読に関してはどこかで別の記事を書きますが、6年生については、いわゆる「銀本」の音読を毎日欠かさずやっていただく予定です。
(2) 「イメージが湧く」ことにこだわる
物語・小説では、先ほど話したように、その物語の場面を正しくイメージできるように、丁寧に文章を読むことにこだわります。
語彙や知識の確認も当然行いますが、何よりも物語・小説を通じて、自分よりも大人の気持ち、自分が知らない世界を「疑似体験」してもらおうと思っています。できるだけ多くの種類の文章を読むことで、自分自身のウイングを広げてもらうことを大事にしています。
(3) 知識の定着にこだわる
漢字・語彙については、得点源であり、必ず得点すべき種類の問題と位置づけ、徹底的に練習していただきます。
毎週漢字テストを行い、その週で覚えるべき漢字をしっかり覚えることができたのかを確認します。そして、芳しくない場合は再テストをするなどして、徹底的に漢字・語彙を鍛え上げます。
学習相談・無料体験お待ちしております!
国語は塾なしでは実は伸ばしにくい科目かもしれません。
しかし、すべての学力の基礎は読解力です。カイトでは、「将来を見据えて、一生役に立つ読解力の基礎を固める」ことを受験で得点できる練習と併せてやりたいと思っています。
2023年中学受験、2024年中学受験に向けて、お子様の読解力を上げたい、中受国語で得点できるようになりたい!という方は是非一緒に勉強できればと思います。
無料体験の受付もお待ちしております!下記のフォームからお気軽にお問い合わせください!