「止める・蹴る」の重要性

こんにちは。

横須賀市の学習塾カイトゼミナール代表の中村です。

私はサッカーが好きなのですが、その中でも名古屋グランパスというJリーグのチームが大好きです(2002年の日韓ワールドカップのあとで楢﨑正剛選手を好きになり、彼が所属しているからという理由で名古屋グランパスを応援し始めました。2002年からのニワカサポーターですがw)。

その名古屋グランパスですが、2017年から2019年の途中まで、風間八宏監督が率いていた時期がありました。風間監督時代よく耳にしたフレーズは「止める・蹴る」というフレーズでした。

サッカーにおける「止める・蹴る」の重要性

サッカーはゴールキーパー以外は手を使ってはいけないスポーツです。ですので、いかに足でボールを自在に扱えるかが重要になります。昨今はポジショナルプレーや5レーン理論といったチーム戦術が隆盛を極めているわけですが、それらの戦術を遂行するのにあたって重要になる基盤となる「止める・蹴る」といった基礎的な技術がいかに高いレベルにあるかが重要になります。

2010年の南アフリカワールドカップの時に、当時の岡田武史監督が率いる日本代表は、ボールを保持しながら、相手陣内へ押し込んでいき、ボールを取られたらボールを即時奪回すべく相手にプレッシャーをかけるサッカーを目指していました。そのサッカーの実現のために、岡田監督は、「ボール際で勝つこと」「走行距離」「中距離のパス精度」を上げるように各選手にお願いをしていたようです。

しかし、大会直前になって「ボール際で勝つこと」「走行距離」は数値が上がってきていたものの、「中距離のパス精度」が最後まで上がらなかったため、岡田監督はやむを得ず戦い方をW杯直前に大幅に変更したと振り返っていたことがありました。やりたいサッカーのスタイルではない戦い方で結果を出したのはまさにプロですが、このエピソードもやはり、サッカーの根幹であるパス、つまり蹴ることの精度の重要性を示唆しているのではないかと思います。

勉強における「止める・蹴る」の重要性

では、勉強に置き換えて考えてみましょう。

例えば英語。うちの塾では「単語」「文法」の習得を口酸っぱく生徒に伝えていますが、これはまさに英語学習における「止める・蹴る」。

近年「主体的・対話的で深い学び」の一環で、コミュニケーションに重きを置いた指導がなされています。これを一概に否定するつもりはありませんが、その基盤・土台をなすのは単語・文法です。したがって、入塾当初はとにかくこれらの習得に注力します。

この単語・文法がある程度身についてきたら、短めな英文から徐々に英文読解を始めていきます。SVOCといった文構造を正確に捉えることを授業で一緒にやり、家ではスマホのアプリ等からアクセスできる音源を用いて、聴きながら黙読する「読み込み」と呼ばれる学習を行なってもらっています。

これから入試が変わっていくかもしれませんが、社会科学・人文・自然科学いずれの分野においても、専門分野の文献を読み込み、英語で論文を書いて発表できる人材を大学は求めています。したがって、しばらくの間は入試においても英語長文を読み解く問題は出題されるのだと思います。

そのためには、英語長文を時間内に正確に読み解く必要があり、普段から長文読解に慣れる必要があります。読み込みは長文読解対策に最適な学習ですが、その読み込みを行うためには単語・文法の基礎が固まっていることが重要です。

やりたいことをやるために必要な基盤を早いうちから築き上げることの重要性は、サッカーも勉強も同じなのではないでしょうか。

基礎の重視

ここまで、サッカーと勉強における「止める・蹴る」の重要性について話してきました。

とにかく、基礎・基盤をしっかりつくることが、やりたいこと、目指したいことの実現に不可欠です。カイトゼミナールでは、そういった基礎・基盤づくりを大切にしています。

横須賀中央の生徒さんで、英語・国語の基礎・基盤を作りたい方は是非無料体験授業を受講してみてはいかがでしょうか。お待ちしております!